「相続手続きの費用を抑えたい」とインターネット検索すると、行政書士が安価な相続・遺言業務を行っていることが分かります。
行政書士は他士業よりも安価な遺言・相続サービスを提供していますが、行政書士にはできない相続業務が存在します。
ここでは、行政書士ができる相続・遺言業務と他士業の相続業務について、遺言書・相続手続に対応した福岡の行政書士が分かりやすく解説しています。
行政書士は相続手続きができる？
街の法律家の行政書士は、一定の相続手続きに対応しています。一定の相続手続きとは、相続不動産登記の司法書士、相続税申告の税理士、相続訴訟の弁護士の独占業務以外の遺言書・相続手続きのことです。
行政書士の遺言書・相続手続き業務の特徴は、安価な費用で相続手続きがスムーズになることです。
ここでは、行政書士の相続・遺言業務について紹介します。
遺言書（案）の作成
行政書士は、相続トラブルを防ぐ遺言書（案）の作成を支援しています。終活で遺言書を残すことが身近になりましたが、遺言書は法律の要件をみたしていなければ成立しません。
しかし、弁護士に相談する程の遺言書ではない場合は、街の法律家の行政書士に相談すると正確な遺言書が簡単に出来上がります。
遺言・相続手続きに対応した行政書士は自筆証書遺言から公正証書遺言まで安価な費用で作成できます。
相続関係説明図・財産目録の作成
遺言書作成や相続手続きを行う場合、相続関係説明図や財産目録を作成することが必要です。相続関係説明図や財産目録を作成するには、戸籍謄本や履歴事項全部証明書などを取得します。
行政書士は、戸籍謄本や履歴事項全部証明書などを役所から取り寄せることから相続関係説明図や財産目録を作成します。
遺産分割協議書の作成
相続が開始し、遺言書がなかったら推定相続人間で遺産分割協議を行います。行政書士は、戸籍から法定相続人を確定し、相続財産を特定します。そして、相続人間の遺産分割協議を書面にします。
行政書士が遺産分割協議書を作成することで、スムーズな遺産分割協議が可能になります。
遺言執行者への就任
遺言執行者とは、遺言書通りの相続手続きを行う者のことです。遺言執行者に相続手続の専門家を入れておくと後々安心です。行政書士は、遺言執行者に就任することが可能です。
遺言執行者は複数人を選定でき、親族の他に行政書士を遺言執行者に選定していくことで、相続手続きがスムーズに進みます。
銀行の相続手続き
行政書士は、銀行の相続手続きも行っています。被相続人の預貯金の払戻手続きは、戸籍謄本から遺産分割協議書など様々な書類が必要です。
また、銀行に赴き預貯金の払戻を受けるには、多くの時間がかかります。行政書士が銀行相続手続きを行うことは、相続人の手間と時間を大幅に省けます。
自動車の名義変更
行政書士は、自動車の名義変更を行います。被相続人の自動車の売却や廃車には、名義変更が必要です。
自動車の名義変更は多くの書類も必要で、行政書士に依頼すればスムーズな手続きが可能になります。
行政書士ができない相続業務は他士業を紹介
行政書士が相続・遺言手続きに関わると手続きがスムーズになりますが、行政書士ができない相続業務が存在します。
相続専門の行政書士は、他士業と連携しているので問題はありませんが、行政書士ができない相続業務について知っておくことは大切です。
ここでは、司法書士、税理士、弁護士の相続業務について紹介します。
司法書士
相続不動産の登記や相続放棄・遺言書の検認の申立ては、司法書士の独占業務です。
不動産が関係する相続手続きでは、行政書士は提携する司法書士を紹介しているのが普通です。
税理士
相続税が関係する相続相談・申告は、税理士の独占業務です。
行政書士は、相続税が関わる相続手続きでは提携する税理士を紹介しています。
弁護士
訴訟になる相続手続きは、弁護士の独占業務です。行政書士は、訴訟になる場合には提携する弁護士を紹介しています。
逆に、訴訟にならない遺産分割協議書作成には、行政書士が向いています。
費用を抑えてスムーズな相続手続きを行うには？
相続手続きは多くの心労が伴います。行政書士が相続手続きに関係することで、スムーズな相続手続きが可能です。他士業の相続相談と比較すると、行政書士の相続相談は安価であるため、相談のハードルは下がります。
また、相続専門の行政書士は、相続手続きで他士業の独占業務が発生する場合は、他士業を紹介しています。相続手続きに関して行政書士は、相続コーディネーターの役割を果たしています。
安価なき費用で相続手続きをスムーズに進ませたいのならば、相続専門の行政書士に相談するとよいでしょう。
本ブログを運営する福岡のプラウト行政書士事務所は、安価な費用で遺産分割協議書を作成し、相続手続きの悩みを解消しましょう。お問い合わせは以下からお願いします。
